アオラナウで開発・導入部隊の本部長として部門を強力に牽引。
——これまでのキャリアについて教えてください。
伊藤
NTT データにてインフラエンジニア、DXコンサルタントを経験後、ファーストリテイリングにてデータサイエンティストとして従事しました。その後、アマゾンウェブサービスジャパンにてAI/機械学習のソリューションアーキテクトを経験しました。
——伊藤さんの現状の業務について教えてください。
伊藤
コンサルティング&デリバリー本部の本部長を務めています。コンサルティング&デリバリー本部は、プリセールスの支援、要件定義〜ServiceNow導入、改善提案という、ServiceNowの提案から運用・改善までのエンドツーエンドのプロセスを担っています。 コンサルティング&デリバリー本部の役割以外にも、社内システムの構築を中心としたアオラナウ社内の仕組みづくりも行っています。もちろん前職の知見を活かし、生成AIの業務活用も積極的に行っています。 経営サイドの人間として入社しましたが、仕組みづくり2割、現場8割の比率で動いています。経営メンバーといえども、まずは、プレイングマネージャーとして、手を動かしながら業務を回していくのがスタートアップらしくて楽しいです。今後は会社の成長とともに、この2:8の比率を逆転させていくことにチャレンジしていこうと考えています。
——アオラナウに参画されたきっかけを教えてください。
伊藤
なんと言っても、ServiceNowのビッグウェーブが来ているぞ、というところです。 ServiceNowはアメリカではすでに大変流行していますが、日本市場ではようやく浸透し始めたところです。外資系ITサービスは、アメリカからヨーロッパやAPACの英語圏を開拓した後、日本に進出するケースが多く見られます。アメリカで流行ったサービスが日本で流行るのは数年の時間差があります。前職のアマゾンウェブサービスジャパンの成長初期段階と似たトレンドが、ServiceNowビジネスにも訪れていることを感じました。 過去にファーストリテイリングで働いていた際、「大きなトレンドには逆らえない」「いかに時代の変化を読み、トレンドの波に乗るかがビジネス成功の秘訣である」ということを学びました。この2社での経験から、ServiceNowというトレンドの波に乗ることに挑戦してみたいと考えました。 加えて、ServiceNowには私が考える日本企業の課題を解決するポテンシャルがあると感じています。高齢化が進む日本で、企業の稼ぐ力を強化して、今の子供たち世代が活躍できる社会を作ることは重要です。ServiceNowのワークフロー効率化や自動化の機能は、企業の生産性向上に貢献できる可能性を感じました。また、CMDBという統合データベースを持っていることは、AIが活用しやすい仕組みであり、これまでの私が培ったAIの力と相乗効果を出せるのではないかとも思いました。 これらのことから、私はアオラナウで新たなチャレンジをしようと決意しました。
様々な手法を使って、ServiceNowの活用効果が最大になるようにすることが目標。
——コンサルティング&デリバリー本部の責任者として目指すことを教えてください。
伊藤
クライアントにServiceNowをより効果が出るように活用いただくことが目標です。日本のServiceNowユーザ企業はライセンスを買ったものの、自社の業務にどのように使えばServiceNowの力を100%発揮できるか悩まれるケースが多いです。ServiceNowを最大限活用するためには、なるべくOOTB(Out Of The Box: 箱から出してそのまま使う)で利用するという原則があります。アオラナウは業務とOOTBのフィット&ギャップ分析を実施し、ServiceNowの利用方法についてコンサルティングを行いながらお客様と伴走していきます。 それだけにとどまらず、ServiceNowの力をより発揮するため、グローバルで評価の高いソリューションを取り込み、日本のお客様に活用していただきたいと考えています。例えば、ServiceNowのUI/UXを飛躍的に改善するソリューションや、ServiceNowを活用してガバナンスを強化するソリューションなどがあります。そういったグローバル市場にある優秀なソリューションをアオラナウが仕入れ、お客様に活用いただくことで、スピーディーかつ大幅に業務を効率できるようサービスラインナップの企画を進めているところです。
一般的なスタートアップが抱える課題を早期にクリアし急成長している。

——一般的なスタートアップ企業と、アオラナウの違いはどこにあるでしょうか?
伊藤
一般的なスタートアップ企業ですと、初期フェーズでは開発したサービスが売れるかわからない状況で、資金確保をしながらビジネスを進めていくケースが多いのではないでしょうか。アオラナウのように、スタートして設立から1年という時期でしたら、しっかり開発が進んでいたとしても、お客様を見つけてPoCなどを行っているタイミングかと思います。PoCの結果、クライアントニーズと違っていたら、全てを捨てて1からサービスを作り直したりすることもあるかと思います。 アオラナウはそのような状況とは全く違います。まず、ServiceNowというグローバルのトレンド商材を提供しています。他サービスの傾向から見ても、タイミング的にも日本市場でニーズが出るタイミングです。二つ目に、パソナグループやServiceNowVenturesといった大手企業から資金調達やビジネスの連携がなされています。しかも、初年度からビッククライアントにServiceNowの納入をして大きな売り上げを上げています。導入しやすい商材作りや、難易度の高い資金調達、スタートアップにつきまとう資金繰りの問題、こういった課題を早期にクリアして、次のフェーズに進んでいます。 会社の風土としてはスタートアップの気質を持ちつつ、他のスタートアップと比べてもとても早いペースで成長している。つまり、アオラナウに参画すると、創業期のスタートアップの中核メンバーとして会社を大きくしていく経験ができ、ServiceNowというトレンド商材の技術を身につけることができ、尚且つ、一般的なスタートアップよりも安心して働けるということが大変魅力的だと考えています。
社員同士で率直に議論をして仕事を進めるとても風通しの良い会社。リモートワークでも成果の出やすい仕組みづくり、スキルアップの機会を用意。
——入社前と入社後に感じた会社の風土を教えてください。
伊藤
入社前に会長のスコットさんとお話して、楽しく仕事ができそうな会社だなと感じました。斜に構えた方だったらどうしようかなと思っていたのですが、みんなで和気あいあいとやってこうというタイプの経営者でした。実際に社員同士でざっくばらんに議論して、物事の進め方を決めるという風土が入社直後から一貫して感じられ、風通しの良い環境だと感じています。
——どのような働く環境づくりをしているか教えてください。
伊藤
環境づくりのコンセプトとして、意欲的にスキルアップしやすい環境、リモートワークでも不安なく働ける環境というものを掲げています。 スキルアップしやすい環境づくりについては、内部の勉強会を積極的に開催したり、エンジニア社員がお客様と実際にお会いしてご要望を伺う機会を作っています。また、各種メディアから外部に情報発信する機会を作っております。エンジニアにとって、外部発信はキャリアを上げるために大切な機会だと考えています。ServiceNowはもちろん関連する様々なものを、実機を触ってスキルをつける環境も整っており、意欲的に自分を磨くことができると思います。 ServiceNowに関するスキルアップ支援研修受講費用や資格受験料を会社が負担しております。 リモートワークに関しては、従事する方が円滑に仕事を進められるよう、さまざまなITツールを積極的に採用しています。 また、アオラナウには”チャンピオン”という制度があります。新しいツールを社内で採用する際にみずから手を挙げて、プロジェクトマネージャー兼エンジニアになり、検証し、導入を進めてもらう制度です。メンバーが提案するものもあれば、私が提案したものにプラスアルファでできることを追加で提案もしてもらう場合もあります。リモートで働くために使いたいツールを、みんなで選定して導入しています。 他にも、リモートで働くからこそ、リアルでの面識が重要と考え、新しいメンバーと親睦を深めるため、月に1回有志でパーティーを開催しています。
——どんな人がアオラナウに向いているでしょうか?
伊藤
これからトレンドになるサービスの技術を身につけてスキルアップしたい方。会社作りに参画したい意欲のある方。自ら手を挙げ、率先して新しいことに取り組む方。といった方が向いているのではないでしょうか。 また、グローバルなサービスですから、英語のスキルも活かせます。
急拡大する組織の成長痛をマネージする1年に。
——アオラナウはこれからの1年でどのように変わっていくと思いますか?
伊藤
現在、急激な拡大期を迎えています。そのため、会社の制度作りは、しっかり進めたいと考えているポイントです。 アオラナウは毎月5、6人の社員を採用しています。一般的なスタートアップでしたら考えられないペースです。ですから、通常のセオリーでゆっくりと会社の制度を固めていくのではなく、一気に進めていく必要があると考えています。イメージで言うと、F1の車両を走らせながら、その車両をメンテナンスしながら、道路も整備して、チームのマネジメント体制も考えて、全員でトランスフォームしていく、といった感じです。 売上拡大が見込まれているので、一気に会社を大きくしていく、その成長痛を上手にマネジメントしていくことが重要です。私自身も日々試行錯誤する挑戦の日々を送っています。
最後に
アオラナウ株式会社は、ServiceNowという新しいマーケットでエンジニアとして新しい挑戦を求める方々に魅力的な環境を用意しています。急速に拡大する市場で、一緒に成長できる仲間を募集しています。皆様のご応募をお待ちしております。