まず変えたのは「空気」。入社3ヶ月で組織の一体感を生み出した方法。

——本日はありがとうございます。牧野さんが入社されてから、社内のコミュニケーションが圧倒的に増え、組織の雰囲気が大きく変わったと感じています。
牧野
そう言ってもらえると嬉しいですね。まさに、それをやりに来ましたから。若い会社が成長していく上で「一体感」は不可欠です。前職で組織が急拡大するフェーズを経験した際に、売上だけを追い求めて組織基盤の整備を後回しにした結果、歪みが生じるのを目の当たりにしました。その時の学びを、今ここで実践している感覚です。 まずは、みんながもっと気軽に会話し、互いを知るための「空気作り」から始めました。私自身がSlackで雑談のような投稿を投げかけてみたり、意識的に会話のきっかけを作ったり。そうした小さな積み重ねが、チーム全体のコミュニケーション量を増やし、一体感の醸成に繋がったのだと思います。土台となる関係性ができて初めて、本格的な組織強化に着手できると考えています。
俺の知識は“筒抜け”でいい。再現性のある成長を仕掛ける「ポスト牧野」構想。

——組織の土台が整ってきた今、次のステップとして何を見据えていますか?
牧野
次は、メンバーのスキルとマインドを本格的に引き上げるフェーズです。今いるメンバーは、数年後には200人、300人規模になった会社を支える幹部になるはず。その時にリーダーとして活躍できるだけの力を、今のうちに身につけてもらう必要があります。 そのために、旧来の「背中を見て学べ」といった非合理的な育成方法は完全に否定します。私が10年かかって身につけた思考法やスキルがあるなら、その過程を全部オープンにして教えれば、彼らは3年、5年で同じ場所に到達できる。私の知識やノウハウは“筒抜け”でいい。どんどん盗んで、早く私に追いついてほしい。 もちろん、一人で全員を見るのは不可能ですから、まずは特に見込みのあるメンバーを「ポスト牧野」として徹底的に育て上げます。彼らが次のリーダーとなり、新たなメンバーを育てていく。このサイクルを回すことで、組織として再現性のある成長を実現するのが狙いです。
「年収」で描いた人生のロードマップ。自らの手でキャリアを切り拓いてきた理由。

——メンバーのキャリア育成に熱心な牧野さんですが、ご自身のキャリアはどのように築いてこられたのでしょうか?
牧野
実は、私には特定のメンターがいたわけではありません。大学受験に失敗し、2年のビハインドを負った時、「彼ら(高校時代の仲間)と対等になるにはどうすればいいか」を徹底的に考え抜いたのが原点です。そして、「年収」を軸に人生のロードマップを描くという結論に至りました。 「この年齢でこの年収を得るには、どの業界で、どんなポジションにいて、どんなスキルが必要か」。そこから逆算して、IT業界を選び、エンジニアからコンサルタントへとキャリアを移してきました。幸い、その計画は今もオンスケで進んでいます。そして、30代後半からの10年間は、次の目標を達成するための「人探し」の期間だと位置づけています。自分と同じマインドを持ち、共に大きなことを成し遂げられる仲間を見つけ、育てる。アオラナウにいるのは、その計画の一環でもあるんです。
課題管理だけのPMは不要。「自分ごと」として価値を提供できるプロであれ。
——アオラナウのコンサルティング本部では、どのような人材を求めていますか?
牧野
まず大前提として、「自己研鑽」ができる人。これに尽きます。経歴や学歴は一切問いません。成長したいという強い意志さえあれば、私が責任を持って育てます。 特にお伝えしたいのは、私たちが求めるPM(プロジェクトマネージャー)像です。単なる進捗管理や課題管理をするだけのPMは、私たちのチームには必要ありません。ServiceNowの導入において、PMはお客様と向き合う「会社の顔」です。技術的な質問に答えられない、メンバーに聞かないと分からない、という状態では顧客の信頼は得られません。 技術を深く理解し、プロジェクトで起こる全てを「自分ごと」として捉え、顧客の成功にコミットできる。プレイヤーとしての実力と、管理者としての視点を兼ね備えた人材こそが、私たちが求めるプロフェッショナルです。
ついてくる覚悟さえあればいい。市場価値は、俺が引き上げてやる。

——最後に、応募を検討している方へメッセージをお願いします。
牧野
もしあなたが今のキャリアに漠然とした不安を感じているなら、ぜひ一度話をしましょう。ServiceNowという特定の製品スキルに固執する必要はありません。大切なのは、変化を楽しみ、常に新しいことを吸収し続けるマインドです。 私のもとで働くということは、転職をせずとも市場価値を高め続けられる環境を手に入れるということです。私がこれまで築き上げてきたキャリア、スキル、思考法のすべてを、惜しみなく皆さんに提供します。その代わり、あなたにも「成長するんだ」という強い覚悟を持ってついてきてほしい。 お互いに高め合い、切磋琢磨できる関係を築きたいですね。数年後、私と対等に語り合える仲間が増えることを、心から楽しみにしています。野心あふれるあなたからの挑戦を、待っています。