異業種で得た育成体験とプロフェッショナル意識を携えて、アオラナウへ。

――キャリアのスタートは、進学塾の講師だったそうですね。
池田
そうなんです。新卒で入社した会社の進学塾事業部門で小中学生向けに文系科目を教えていました。できる生徒は講師が何も言わなくてもできるんですが、言ってもやらない生徒はやらない。どうすれば前向きに取り組んでくれるかというと、結局、うまくいったことは好きになる。成功体験が人を動かすというのは、この頃に学んだことです。
――その後、コンサルティング業界を経てITエンジニアにというキャリアですね。
池田
コンサルティング業界に転職した時はまだ20代で、相手は40〜50代の役員クラス。自分が若いことで信頼されないことも多かったんです。その時に、年齢ではなく、プロフェッショナルとしての専門性を発揮しなければバリューが出せないと感じました。ITエンジニアに転向したのは30代前半のときです。あと30年働くことを考えると、将来性のあるIT業界に身を置きたいと考え、前職でコーポレートエンジニアの道に進みました。
――塾講師、コンサル、エンジニアと領域は大きく変わっていますが、共通するものはありますか?
池田
業界は違っても、仕事に対する姿勢は変えていないつもりです。塾講師のときも、自分がリードしないと子どもには教えられない。コンサルのときはなおさらで、専門家としての価値を提供する必要がある。何をやるにしてもプロフェッショナルとして振る舞う、というところは一貫していると思います。
――アオラナウに転職したきっかけはどのようなものだったのですか?
池田
ビジネススクールのイベントで知り合った知人がアオラナウに転職し、誘われたのがきっかけです。当時はServiceNowのことはあまり知りませんでしたが、入社を決めた理由は2つあります。一つは、社長がエンジニア出身だということ。実際にエンジニアとして技術、現場を知っている社長というのは業界的に意外と多くはない印象なので魅力に感じました。もう一つは、社内にAIなどの最先端の技術に詳しいメンバーもいて、「単なるServiceNowのパッケージベンダーとしてではなく、技術を伸ばしていける環境だ」という雰囲気が伝わり、それなら面白そうだな、と。
育成のコツは、到達してほしいレベルを伝え、成功体験をサポートすること。

――現在、部下は何名いらっしゃるんですか?
池田
4名です。入社時にServiceNowの実務経験がゼロだったメンバーや、営業からエンジニアへキャリアチェンジしてきたメンバーもいます。
――育成で大切にしている考え方はありますか?
池田
正直に言うと、「育成しよう」とはあまり思っていないんです。人を育てるなんておこがましいですし、教えているつもりもありません。ただ一つだけ意識しているのは、部下の現状レベルを意識しすぎないこと。「この人はまだここまでしか分からないから、任せられるのはこれくらい」とレベルに合わせてリミットを決めてしまうのではなく、「これくらいはできるようになってほしい」という基準を示すこと。もちろんアレンジはしますが、達成レベルを相手に合わせて下げてしまうと、次のステージに行けなくなってしまうので。
――とはいえ、いきなり高い課題を出してはいないのですよね?
池田
そうですね。「これくらいならできるよな」というハードルを、ポンポンと順番に置いていくイメージです。結局、自分でやらないとできるようにはなりません。だから、最後まで自分の力でやってもらいます。それを繰り返しているとだんだんできるようになって、以前つまずいていたことも自分で越えられるようになる。そのような姿を見て、メンバーが成長しているなという実感はあります。
――未経験のメンバー向けに、模擬プロジェクトや模擬朝会をやっていると聞きました。
池田
さっきの成功体験の話につながるのですが、未経験社員にも「実際の現場ではこんなことをやっているんだ」と知ってもらうことが一番だと思ったんです。それに、一度やり方が分かってしまえば、実はそんなに難しいことをやっているわけではない。「難しくないんだ」と思ってもらうことも目的ですね。座学だけだとそれが伝わりにくいのですが、模擬を経験することで、プロジェクトにアサインされた時に「だいたいこう動けばいい」という感覚を早めに掴んでもらえると思っています。
「シケタイ」として、全社の技術を引き上げる。

――部下の育成だけでなく、全社の試験対策や資格取得支援もしていますよね。
池田
きっかけは、みんなでお昼を食べているときの雑談でした。ちょうど自分がServiceNow資格の勉強をしていたのですが、その資格は全社員の取得を推奨していることもあり、「じゃあ、池田さんが試験対策隊長になってよ」という流れになったんです(笑)。それ以来「シケタイ」として試験対策コンテンツの提供や、スキルアップのための社内勉強会の開催をしています。単に「資格を持っています」ということではなく、プロフェッショナルとしてServiceNowのことをきちんと勉強しておくことが重要だと思っています。忙しい中でも勉強を頑張っている社員が多いので、特に公式に任命されたわけではないですがシケタイとしてできることはやっている、という感じです。
――研修の企画も、誰かに頼まれたわけではなく自主的にやられているとお聞きしました。
池田
前提として、ServiceNowエンジニアの仕事は、そこまで特殊で難しいことばかりではないと思っているんです。難しい場面が出てくるのは事実ですが、事前に勉強できていたり、詳しい人に聞けていたりすれば越えられることが多い。ところが、社内に詳しい人がいても、入社したばかりの社員は誰に聞けばいいか分からない。だから研修は、教えてもらう場というより、社内のコネクションときっかけをつくる場にもなると思って企画しています。
頑張りたい人、逃げない人。準備し、学び続け、やりきれる人と働きたい。

――最後に、これからアオラナウに興味がある方、選考を検討している方へメッセージをお願いします。
池田
シンプルに、頑張りたい人。そして、逃げない人は当社の社風に合っていると思います。僕自身、塾講師、コンサル、エンジニアと、一見バラバラに見えるキャリアを歩んできました。でも振り返ると、どの仕事も「プロフェッショナルとして価値を出す」という軸は変わっていません。事前に準備し、学び続け、最後までやりきる。その姿勢がある方なら、活躍できるフィールドはたくさんあります。時には逃げたくなるような大変なこともありますが、アオラナウは前向きに頑張って取り組む人が多いので、別のメンバーから活力をもらえることが多くあります。新しい挑戦をしたい方、みんなで頑張っていきたいと思う方にぜひ入社してほしいですね。
※プロフィールおよび内容は、インタビュー時点のものです。